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ごあいさつ

大船渡市長 戸田 公明(Kimiaki TODA)


 この度は、囲碁のまち大船渡「希望の船」ウェブサイトが開設されましたこと、誠におめでとうございます。
 さて、三陸復興国立公園を代表する景勝地である当市の碁石海岸は、古くは伊達藩の領地で、渚の小石が囲碁の碁石として献上されたことから、その名が付いたと伝えられております。
 この碁石海岸の名称の由来にちなみ、囲碁のまちづくりによる当市の復興と、地域の振興を目指し、市内外の有志の皆さまが実行委員会を結成して、平成26年より「碁石海岸で囲碁まつり」を毎年継続して開催されております。
 東日本大震災からの復興の総仕上げを推進し、人口減少や高齢化に対応する地域力の向上を目標に掲げている当市にとりまして、本まつりの開催を契機とする当市の知名度の向上や交流人口の拡大に向けた取り組みは、大変力強くありがたいご支援であり、ご尽力されております木谷実行委員長さまをはじめとする関係者の皆さまに厚く御礼を申し上げます。
 実行委員会の皆さまの熱い思いが官民一体の取り組みにつながり、市では、平成28年に、碁石海岸の「碁石」をキーワードに地域振興や観光振興を図るため、5月14日を「碁石の日」と制定いたしました。
 また、平成30年2月に、当市において初めて棋聖戦が開催され、翌年5月には、昭和44年以来50年ぶりに本因坊戦が開催されるなど、囲碁のまちづくりへの機運が高まってきているところであります。
 今後は、実行委員会の皆さまの取り組みを通して、国内外に向けた当市の魅力の発信がさらに進み、誘客が促進され、新たなまちづくりを力強く後押ししていただけるものと期待しております。
 結びに、碁石海岸で囲碁まつり実行委員会さまのますますの発展、そして関係者の皆さまのご活躍を祈念いたします。